中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄です。
2024年度専門家紹介ネットシェアマガジンに10回目の投稿をさせていただきます。
少しでも購読者の皆様にお役に立てれば幸いです。
今回のタイトルは、理由を言ってよ!です。
ある地方の専門工事の会社さんでの、社長と専務の会話です。
業者選定の話で、専務提案の会社の方が、数値的な優位性やその他100%専務としては会社にとって有益だと考えています。
他の部長や担当者も専務と同じ意見です。
その件で社長は、専務提案にノーの答えです。
従来からの取引先を継続するというお考えです。
納得しない専務の言葉がタイトルの『理由を言ってよ!』です。
私も聞いていて、勿論私の推測ですが、
言えない理由は正論では、自分が正しくない事が分っているから言えないのか?とも感じる会話です。
社長に話を通さず、幹部でさも決定のような決め方をして承認だけ求める事の抵抗感や疎外感からの発言のような気もします。
合理的な考えからすれば、職務責任と権限的な部分が決まっていない事も問題かもしれません。
勿論一般社員や、外部の方に説明する理由は有りませんが、後を託す専務にも言えない理由は可笑しいです。
でも個人で創業して会社を大きくしてきた事が自分の中で、全部会社は俺の物、俺の会社的な意識が強いのかも知れません。
ご子息の専務に後でお話しました。
一寸面倒だけど常に社長とのコミュニケーションを大事にして
根回し等社長にも気を使って暫くは仕事を進める事も意識して下さい。
会社に余分な波紋や、やる気の社員の気をそぐような事は会社全体から見てプラスになりません。
少なくとも今貴方は№2の立場で会社を上手く運営する事も仕事です。
やんちゃな年寄りが拗ねている気持ちが自分の中で理解できる気がする、
私も歳をとったと感じました。
2代目3代目で会社を承継する方や社長には就任したけど会長と意見の衝突はよくあることです。
苦労されている若い経営者に理解し難い事です。
弊害もあるかも知れませんが、ここ迄会社を育てたくれた、先代への感謝の気持ちを持って欲しいです。
『年寄りの寂しい気持ちもわかって経営にあたりましょう』
最終的には会社にとっての総合的メリットを享受する事が大事です。
特に上記のようなことで悩んでいる、似たようなご経験のある中小建設業経営者の方へ、専門家紹介ネットを通じてお問い合わせやご相談お待ちしております。
【 この記事の専門家 】中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄
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