中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄です。
2022年専門家紹介ネットシェアマガジンに7回目の投稿をさせていただきます、
少しでも購読者の皆様にお役に立てれば幸いです。
今回はある地方の中堅ゼネコンさんのお話です。
経理課長の突然の退職です。
この会社の経理の仕組みは少し独特のやり方が多く、3年前からお手伝いに伺っていますが、正直この経理課長の抵抗も有り原価管理等の工事部主体の改善のお手伝いが多く、経理の改善には未着手でした。
決算を前に、社長の心配もあり急なお呼びを頂き、顧問税理士さんともお打合せ。
問題点は、決算処理等も少し詳しいこの課長のやり方で社内でほぼ完成の域に迄達していた事でした。
更に会計ソフトも通常使用されていない特殊な昔の業務用オフコンでした。
従って部下の経理事務の方にも、教えていない事も多く部下の方も不安そうでした。
又退職理由もイレギュラーな事情のようで、引継ぎ等も気持ちよく教えて頂けないようです。
しかし乍ら、会社にとっても、ピンチではありますが、チャンスでもあります。
それは昔ながらの会計ソフトも含めた古い独特のやり方から、通常の会計ソフトに切替て普通の会社の決算方法に変える事が出来る事。
そしてご心配頂いた決算の進め方も、税理士さんと弊社がタッグを組んで進める事が出来る。
そして部下の方にも方法も含めてご教示すれば、部下の方も一時激務になりますが、自分でも決算や月次試算表等も組めるようにスキルアップする事です。
お打合せの結論は、ご心配いりませんでした。
でも多くの社長への教訓としては、社長の不得意な経理業務等を一人にお任せの会社も多くあります。
この様な形の退職に伴う混乱もありますが、もう少し小さな会社で現実に見ていますが、経理業務の不正等が着々と進められて税務調査で発覚した会社や、他部署の方と組んでの不正処理等も現実にあります。
経理業務をお任せの会社の社長さん、一度見直されては如何ですか。
コロナ関連だけでなく今やるべきことがたくさんあります。
特に上記のようなご経験や状態でお困りの中小建設業経営者の方に専門家紹介ネットを通じてお問い合わせいただけましたら、是非ご相談お待ちしております。
【 この記事の専門家 】中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄