中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄です。

2023年度専門家紹介ネットシェアマガジンに9回目の投稿をさせていただきます。

少しでも購読者の皆様にお役に立てれば幸いです。

今回のタイトルは、勇気ある経営者の決断です。

私の顧客先の土木建築業と不動産業を経営する社長の決断が素晴らしいと思いましたのでご紹介致します。

不動産の在庫物件が1年以上販売できない物件がありました。

かなりの赤字が出ますが、損切して販売された訳です。

決算で黒字が見込める時に損切をされて、売れ残りの在庫等を処分するケースはよく拝見します。

この例はまだ期中の話で、1つの取引でかなりの赤字が予想される所を決断されました。

勿論結果を見れば仕入時の読み違いや失敗と言えば簡単です。

今期の目標達成はかなり厳しい状況が予測されます。

私が『社長よく決断されましたね』とお聞きすると、
社長は、仕入の失敗は自分の責任、少し高い月謝についたが、反省を踏まえて頑張る。

又今後の市況や資金繰り等総合的に判断して『痛みを伴うが自分の決断』を強調されていました。

何が言いたいかと申しますと、『社長の仕事は決断する事が1番の仕事』を実践された訳です。

結果は分かりませんが、この勇気ある決断と、決裁者たる自分の判断ミスの反省の弁が素晴らしいと思いました。

不動産の仕入担当が読み違ったと言わず決裁した自分の責任と、赤字でも諸般の事情を考えて決断した自分の判断をきっぱりとお話頂いた。

今後の会社の成長を感じた瞬間でした。

建設業経営をしていく中で社長としての身構えやトップとして意思決定しないといけないことがたくさんあります。

特に上記のようなことでお困りの中小建設業経営者の方へ、専門家紹介ネットを通じてお問い合わせやご相談お待ちしております。

【 この記事の専門家 】中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄

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