中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄です。
2022年専門家紹介ネットシェアマガジンに9回目の投稿をさせていただきます、
少しでも購読者の皆様にお役に立てれば幸いです。
今回は不祥事のお話です。
紹介者を通じて、年商3億円位の規模の専門工事の会社さんから、社員さんの不祥事について相談を頂いた。
それも幹部社員を含む、複数の社員がかかわっていたようです。
法律的な事は専門外ですので、お答えできませんが税務調査で発覚してきたそうです。
お話を伺ったり、帳票などを拝見して思いましたが、
仕入請求書や外注さんの請求書の工事別の確認や決裁が不完全であったり日報の提出がほとんど無いまま放置されている。
つまり誰の指示で誰に何の仕事をさせたか、又本日はどの現場に出向き何の打合せをしたか?等
本人任せになっていた様です。
社長が一人で事業を開始した当時はそれでスタートする事が殆どとは思いますが
社員さんが増えてきた段階で、何か管理的な対応が必要だったと思います。
社長は、社員性善説で管理帳票の少ない事も余分な手間をかけたりしない。
日報を書く時間が無い等の事を言われていました。
しかしその事が実際に問題が発生した訳ですから、改善しないといけません。
又お話をお聞きすると、社長自身も有価物の売買金が会社に入金していない事もご自分で話されました。(会社と個人の混同の意識)
社長のやっている事を社員は見て真似ているのです。言いにくかったが申し上げてしましました。
ついでに奥様の実施されている経理の方も改善されたり、原価管理の仕組みを導入されたら如何ですか?
見込み顧客が増えたことは事実ですが、こんな事が多く発生するのも建設業界の特徴です。
この面からも経営者の意識改革が必要です。
コロナ関連だけでなく今やるべきことがたくさんあります。
特に上記のようなご経験や状態でお困りの中小建設業経営者の方に専門家紹介ネットを通じてお問い合わせいただけましたら、是非ご相談お待ちしております。
【 この記事の専門家 】中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄