中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄です。
12月投稿に続き専門家紹介ネットシェアマガジンに投稿させていただきます、
少しでも購読者の皆様にお役に立てれば幸いです。
地方の中堅ゼネコンさんで財務諸表の読み方の研修依頼があり、管理者の方現場代理人の方に貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書、完成工事原価報告書の財務諸表のご説明をさせて頂きました。
リクエストを頂いた理由についてお尋ねしました。
答えは協力業者さんの中で、経営破綻の会社が発生して専門工事業の仕事の引き継ぎが上手くいかず大きな損失の現場が出来た事が起因しております。
そこで協力業者さんの決算書等を取り寄せ、ある程度把握できるようにしたいとの事でした。
ある程度の程度は微妙な部分もありますが、一応のご理解は頂きました。
建設業の場合、粉飾決算も散見されることから、未成工事支出金や完成工事未収入金の過大計上等利益を過大にし易い科目のお話です。
キャッシュフロー計算書との関連等お話しましたが、難しい事が多いので、顧問税理士さんや専門家にも見て頂く事が望ましいです。
財務諸表の閲覧は建設業許可業者の場合可能なので、継続して把握する事や、信用調査会社の資料等も参考になります。
協力業者のリスク管理に目を向ける部分は素晴らしいと思います。
しかし与信管理で財務内容が良い会社は分り易いのですが、悪い会社の場合に倒産するかどうかは誰も分りません。
グレーの会社が多い事も事実です。
勿論財務諸表も1つの判断材料ですが、経営者の資質をトップが面談などして把握しておく事や協力会社の仕事ぶり等
総合的な判断が必要です。
専門家紹介ネットを通じてお問い合わせいただけましたら、無料相談を承ります。
特に中小建設業経営者の皆様ご相談お待ちしております。
【 この記事の専門家 】中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄