中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄です。
2023年度専門家紹介ネットシェアマガジンに7回目の投稿をさせていただきます。
少しでも購読者の皆様にお役に立てれば幸いです。
今回のタイトルは、借入金返済額の把握出来ていますか?です。
コロナ借入金の返済が始まり、返済資金が多くの会社で増加致します。
当然ですが借入金返済の資金は『出金』になり手持ちの預金等が減少します。
逆の話ではコロナ借入金のハードルが低く、多くの会社では業績不振等赤字であっても借入金が増加した為『入金』になります。
つまり借入金の増加で潤沢な資金増加の状況から建設業の倒産も非常に少なくなっていました。
最近の信用情報機関の記事では建設業の倒産が急増3年ぶり増加とあります。
勿論、人出不足や資材高等要因はありますが、『入金<出金』の状況が倒産となります。常に『入金>出金』の状況が生き残る為に必要です。
つまり資金繰りが生命線になる訳です。
然しながら返済予定表や資金繰り表等の把握が出来ていない会社が多いと思います。
特に業績不振な会社の方が把握が出来ていません。
例えば月200万の返済資金が必要であれば1年2400万が『出金の増加』です。
この金額が利益で補う事が出来れば大丈夫ですが、赤字又は利益が少ない会社では『借入金返済の為の借入金』で不足分を埋める事になります。
しかし借入金の難易度はコロナ資金とは違い、ハードルが高くなることは否めないと思います。
又借入時に一括返済等の返済条件がある場合も拝見しますが会社では未把握です。
先ずは借入金の返済額の把握が、社内で出来ていない会社は要注意です。
つまり資金繰りの見込みを会社で把握していない事になります。
資金不足も早く掴んでおけば、考える時間も打つ手の選択肢等も拡がると思います。
先ずは資金管理が重要性を経営者は捉える事が大事です。
今迄も何度もピンチがあったが、乗切った根拠のない自信は要注意です。
建設業経営をしていく中で社長としての身構えやトップとして意思決定しないといけないことがたくさんあります。
特に上記のようなことでお困りの中小建設業経営者の方へ、専門家紹介ネットを通じてお問い合わせやご相談お待ちしております。
【 この記事の専門家 】中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄
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