中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄です。

2023年度専門家紹介ネットシェアマガジンに6回目の投稿をさせていただきます。

少しでも購読者の皆様にお役に立てれば幸いです。

今回のタイトルは、働き方の自由化は出来ませんか?です。

2024年問題として働き方改革の流れが建設業界にも今後負担になります。

時間外労働の上限が設けられます。

『月45時間以内・年間360時間以内』が時間外労働の上限です。

大きな目的は『長時間労働の是正』と『労働生産性向上』が必要になります。

私は労働問題の専門家ではありませんので詳しい解説は出来ません。

現在沢山の現場を束ねる監督さんの実態はもっと多く過酷に働いています。

従来からの労働時間の長い建設業界の弱点克復の改善が必要です。

これらの問題を改善する為に仕事のやり方の改善等重要な事は理解しています。

又残業時間が増える事による人件費の増大も経営を圧迫する事にも繋がります。

しかしながら社会が必要とする方向と逆の考え方の社員もいます。(逆な経営者は沢山いますが)

本人の希望で『1日でも早く仕事を覚えて、起業独立等考えられる方や人より長時間働いて多く稼ぎたい』こんな方は今後雇用出来ないのでしょうか?

又ベテランの職人社員を採用した会社では、本人が社会保険の加入を拒否する事もあります。

『自分の年齢から、今更社会保険に加入しても手取りは減るし、将来年金加入期間が足りず、掛捨てになると思う』そんな方も実際に存在します。

こういった方々は雇用出来ない?

一人親方扱いのグレーな労働環境も含めて無理なテクニックで雇用する事が良い事なのか?

経営者として悩み考える事になります。

専門工事業で25歳時に起業独立、その後順調に仕事を得て20年頑張って、現在年商30億の社長の話を伺ったことがあります。

『現場で仕事をする事が好きで、毎日15時間位働いて休みも週に1日ある時は良い方で、早く仕事を覚えたい、技術を磨きたい』

そんな思いで18歳から頑張ったので独立してからは仕事をする事が楽しみで正月休みも返上して頑張った、そこにお金も付いてきて現在がある。

更に社員を雇用してからは、経営についても学んで20年・現在年商30億社員約60名。自己資本比率50%超の会社を作る事が出来た訳です。

こういった事業意欲があり向上心のある若者は育ちにくくなるのではと思います。

勿論、現場以外で自主的に資格の勉強をしたり本を読んだりして、実力を付ける事は仕事ではありませんので自主的に向上心を持ち続ける為に学ぶ事は大事です。

でも現場で覚えてお金も稼ぎたいのが本音です。

『仕事が好きで、沢山仕事をして沢山稼ぎたい事が悪い事でしょうか、それを法律で規制するのは如何なものか?』皆さんはどうお考えになりますか?

本日はあえて社会の流れに逆らった記事を寄稿させて頂きましたが、決して私は反社ではありません(笑)宜しくお願い致します。

建設業経営をしていく中で社長としての身構えやトップとして意思決定しないといけないことがたくさんあります。

特に上記のようなことをご経験された中小建設業経営者の方へ、専門家紹介ネットを通じてお問い合わせやご相談お待ちしております。

【 この記事の専門家 】中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄

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