中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄です。

2023年度専門家紹介ネットシェアマガジンに5回目の投稿をさせていただきます。

少しでも購読者の皆様にお役に立てれば幸いです。

今回のタイトルは、会社の番頭さん役割から土方歳三を取り上げました。

土方歳三の私なりの定義として
社長を補佐して、言い難い話や厳しい話を取引先や社員さんにお話して頂ける番頭さんのイメージです。

歴史に詳しい方が見えたら、突っ込まれる所かもしれませんがお許し下さい。

リフォーム工事業の年商5億円のA社の土方歳三役は専務さんです。

社長はニコニコ、ご苦労さんと言って、協力業者や社員さんと温和な話をすべく事前の厳しい話は全て代行して話をされます。

私も、この会社でお仕事をしていると、携帯電話が鳴っても、この土方さんがいると電話に出にくい雰囲気です。

それほど事務所の雰囲気もピーンと張りつめています。でもこの方は協力業者からも社員さんからも慕われています。

一方専門工事の年商10億円のB社でも、同じように土方歳三ぽい部長さんが存在します。

同様に厳しさではA社の土方さんと変わりません。

でも協力業者の評判は最悪です。

社員さんからも慕われていません。

その一面を垣間見てしまった部分に先日遭遇しました。

それは、社長に新規のお客様が来社して面談していました。

駐車場の止め方が悪いようでしたが、その土方さんがお客様に直接、業者に話すような調子で、注意をしてしまいました。

私から見たら、社長の顔を潰してしまうような発言に聞こえました。

この方はその事が社長の顔を潰す、非常識な発言と気が付いていない訳です。

会社の為に自分が社長に変わり、言い難い事を発言している位の思いだと思います。

本日申し上げたいのは、社長の思いや考え方や会社の方針など良く理解して、社長をリスペクトする意識の方が必要だと思います。

社長の露払いをする土方さんの存在は会社の成長期や2代目の社長等意識して育成して欲しいと思います。

又良くない会社の事例では、社長を馬鹿にして、社員の前でも業者に対しても、社長は分かっていない、社長の言う事を聞いてはいけない位の発言をされる役員の方も見えます。

この会社の社長は私から見ても反省点が多々あります。

しかし社長に直接進言する事は少なく、社員や業者に愚痴と社長の悪口を言われても・・・・

番頭さんの役割からすれば失格です。

社長も番頭も失格では業績は良くなりません。

取りとめのない結論ですが、
近藤勇は土方や隊員からリスペクトされる存在だと思います。

社長はそこに注意を払ってほしいわけです。

又会社の発展には土方の存在が大事で欠かせないと思います。

そういった幹部社員の育成が社長の大事な仕事でもあると思います。

建設業経営をしていく中で社長としての身構えやトップとして意思決定しないといけないことがたくさんあります。

特に上記のようなことをご経験された中小建設業経営者の方へ、専門家紹介ネットを通じてお問い合わせやご相談お待ちしております。

【 この記事の専門家 】中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄

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