中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄です。
2023年度専門家紹介ネットシェアマガジンに8回目の投稿をさせていただきます。
少しでも購読者の皆様にお役に立てれば幸いです。
今回のタイトルは、現金集金のオトシアナです。
私のお客様では、売掛金の未回収について毎月、資料や会議で延滞分について報告しています。
何故毎月延滞債権について確認するか?と言いますと、工事毎の売掛残高を確認しないと、元請先からの値引きや相殺処理が漏れたりして売掛金残高として残ってしまいます。
未回収の原因を担当者に理解させる事も大事です。
受注⇒工事施工⇒支払⇒集金迄、完全に終わって仕事の完了と言う概念が大事と思っています。
たまたま、2社で本筋とは違いますが、問題が起きました。
1社は年商10億円の専門工事会社、1社はリフォーム中心の年商5億円位の会社さんです。
両社とも、下請ばかりでは無く元請として直受先のお客様があります。
いつもの様に会議で確認していると、直受のお客様の延滞債権がありました。
2社の社長が同じセリフです。
『それ俺が現金で回収している、領収書の発行が不要だで、忘れとった』
直受先の個人のお客様は請求書も領収書も不要で施工後直ぐ現金でお支払い頂く事があります。
会議の後で社長に申し上げました。
忘れたでは済まない事もありますよ。
社員さんが同じ事をした時に、忘れたで済みますか?
あらぬ疑いが掛かったり不正が起きるきっかけにもなります。
又会議で社員に『忘れとった』は拙いです。
ある自動車ディラーで車検の時、カードでのお支払いを進められます。
現金の集金は出来ませんと言われた事を思い出しました。
お金にだらしない社長さんや忙しくて忘れる事の多い社長さん
現金の取扱のルールを作らないと悪い事をする社員を作る原因にもなりかねません。
社員は社長の背中を見ております。
建設業経営をしていく中で社長としての身構えやトップとして意思決定しないといけないことがたくさんあります。
特に上記のようなことでお困りの中小建設業経営者の方へ、専門家紹介ネットを通じてお問い合わせやご相談お待ちしております。
【 この記事の専門家 】中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄
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