中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄です。
2月投稿に続き専門家紹介ネットシェアマガジンに投稿させていただきます、
少しでも購読者の皆様にお役に立てれば幸いです。
リフォーム工事を中心にお仕事をされている、年商3億円位の会社さんのお話です。
1千万位のリフォーム工事を小さな医院のお医者様で受注されました。
お医者さんなので信用があると思い工事をされました。
契約書も作成され、契約金の3分の1と中間金の3分の1迄はご入金を頂いたのですが、工事完成後1ヶ月以内にご入金予定の完成金が、入金になりません。
何度も催促の請求書を出したり、担当者が訪問したりして入金を頂くように交渉しますが、お約束をしても約定日に入金がありません。
社長の意見としても、倒産したりして払えないなら仕方が無いが、医院は営業を継続されているので、納得がいかない。
そこで少しお金が掛かりますが、弁護士に依頼して内容証明を送付、それでも払われないので訴訟を起こして医院に支払われる保険からの治療費収入を差し押さえる事が出来回収出来ました。
約3年掛かりましたが、全額の回収に成功です。
時間も手間もお金も掛かりますが、回収すべきお金は確実にご入金頂く、商売の鉄則だと思います。
でも建設業の中には、売掛金残高の金額は決算書等に計上されていますが、どの工事の分が幾ら未回収なのか?把握されていないケースを散見します。
金額だけでは無く、どの工事分が未入金なのか?何故入金頂けないのか?等々
追及する姿勢が大事だと思います。
特に黒字であれば、未回収の売掛金を理由が納得出来れば値引き処理、貸倒れ処理、債権放棄等々処理の仕方は税理士さんにご確認頂き不良の売掛金を消せば、その分利益も減りますが、消費税の納付金額も減ります。
建設業の社長さん、3ヶ月以上回収出来ていない売掛金の内容を調査されては如何ですか?
得意先の特性等見えていない部分が見えてくる事もあります。
コロナ関連だけでなくやるべきことがたくさんあります、専門家紹介ネットを通じてお問い合わせいただけましたら、無料相談を承ります。
何かお役に立てることがあるかもしれません。
特に中小建設業経営者の皆様ご相談お待ちしております。
【 この記事の専門家 】中小建設業の『脱!どんぶり勘定』の補佐役 服部正雄