2021年も10月となりました、今年も残るところ3か月やり残しがないようにしたいところです。

さて今回は私自身が昨年から今年にかけてコンサルティング活動として、私が見たコロナ禍における関与先の取り組みと課題について寄稿させていただきます。

以下2点に分けて何か購読者皆様の参考になれば幸いです。

【私が見たコロナ禍における関与先の取り組み】

①会社の状況と体力に合わせたスケールダウンの実施(人員の選抜と見切り・資金繰りの見通しに沿った組織体制見直し他)

②各種補助金または助成金申請と金融機関への5年先を見据えた資金繰りの相談(事業継続と次世代へ承継するための手打ち)

③将来を見越した投資とランニングコストのかけ方の見直し(予算を組んで外部へ事業変革や新業態構想の助言を求める)

④ITを利用した働き方の考え方見直し(リモートワーク・RPA導入・Eラーニング導入他)

⑤人事評価の見直し(役割責任の明確化と仕事の出来栄え評価の基準制定や見える化・属人的業務を減らす取り組み)

【私が見たコロナ禍における関与先の課題について】

①単年度事業計画書と年度方針もしくは中長期経営計画書なるものが作成されていない、もしくは作成したものの現実味がないことが多いのでスケールダウンする際にタイミング等意思決定するのに苦労している。

②各種補助金または助成金申請できそうなもの自体知らない、該当するか調べてもいない、周囲の専門家へ相談すらしていないことが多いので、多少会社運営と継続上で+になることを辞退しているような勿体ないことをしている。

③投資をしてから半年以降に投資効果の有無の検証すべきであること、外部へのコストを単にカットするとその分社内で業務負担が増して思わぬ副作用が出てきてやみくもにやるとかえって今までの取り組みがマイナスになる。

④IT化はIT導入補助金というものがあり、自前で予算組んで苦労するのではなく専門家に相談しながら躊躇なく活用して期限内に申請すべき。

⑤人事評価の(再)構築はまず2年間は投資であり、時間が掛かるうえ試行錯誤が前提なのですぐに効果が出るわけではないのである程度覚悟がいる。

上記以外にもありますが割と多いものを挙げてみました。

課題に対する対策も進行形のものが多いのでその後どうなったのかまた別の機会に寄稿しようと思います。

上記に関して当てはまるまたは関心がある方は今年中に一度相談してみる価値はあると思います、
是非私も含めて専門家紹介ネットに登録されている方へお声がけいただければ幸いです。

来年に向けての準備や行動が今一番重要だと思います。

【 この記事の専門家 】Koffice柴田和季